ファイル管理 / 2026年8月
Figmaのネストフォルダの使い方
2026年8月3日、Figmaの「プロジェクト」が「フォルダ」へ名称変更され、フォルダの中にフォルダを置けるようになりました。既存のプロジェクトは自動で移行されていて、こちらで何かをする必要はありません。ここでは変わった点と、整理を始める前に知っておきたい権限の仕組みを整理します。
このサイトはFigmaの公式サイトではありません。機能・料金・提供状況は変更される可能性があるため、重要な判断ではFigmaの公式情報も確認してください。
プロジェクトがフォルダになった
これまで「プロジェクト」と呼ばれていた入れ物が、画面上の表記も含めて「フォルダ」に変わりました。移行は2026年8月3日に自動で行われ、利用者側の操作は不要です。
- 名前、中のファイル、メンバーはそのまま引き継がれています
- 共有済みのリンクはそのまま使えます。貼り直しは要りません
- 解説記事や社内の手順書に「プロジェクト」と書いてある場合、指しているものは今のフォルダです
用語だけが変わった部分と、機能が増えた部分が同時に来ているため、混乱しやすくなっています。「プロジェクト=フォルダ」と読み替えたうえで、入れ子の話を別に理解してください。
入れ子にできるのは有料プラン
フォルダの中にフォルダを置けるのは有料プランです。プランによって扱える範囲が違います。
| プラン | フォルダの数 | 入れ子 |
|---|---|---|
| Starter | 1つだけ | 不可 |
| Professional | 制限なし | 可(最大10階層) |
| Organization | 制限なし | 可(最大10階層) |
| Enterprise | 制限なし | 可(最大10階層) |
深さの上限は10階層です。実際の運用では、そこまで深くすると目的のファイルに辿り着くまでの手数が増えます。2〜3階層に収める前提で設計するほうが扱いやすくなります。
フォルダには色を付けられるので、階層を深くする代わりに色で区別する方法もあります。ドラッグ&ドロップで並べ替えられます。
権限は親から引き継がれる
入れ子にしたフォルダは、親フォルダの権限をそのまま引き継ぎます。中のファイルも同じです。ここが整理を始める前に知っておくべき部分です。
権限の呼び方も変わりました。
| これまで | これから |
|---|---|
| Same as team(チームと同じ) | Inherited(引き継ぎ) |
| Disable(無効) | Limited(制限) |
| View only(閲覧のみ) | 該当者を個別に閲覧者として追加済み |
3行目に注意してください。これまで「閲覧のみ」だった人は、移行時に個別の閲覧者として追加されています。権限の一覧を見た時に人数が増えて見えることがありますが、実際に見られる範囲は変わっていません。
引き継いだ権限を上書きできるか
プランによって、引き継ぎを上書きできる範囲が違います。
- Organization・Enterprise — 管理者が、特定の人だけに絞るよう上書きできます
- Professional — 制限をかけられるのは一番上のフォルダだけです。入れ子にしたフォルダは親の権限に従います
Professionalで「この中の一部だけ見せたくない」という運用をしたい場合、入れ子にするのではなく、最初から別のフォルダとして分けてください。入れ子にしてから分けようとすると、階層を作り直すことになります。
整理を始める前に決めること
入れ子が使えるようになると、つい細かく分けたくなります。先に次を決めておくと、あとで作り直さずに済みます。
- 分ける基準を1つに決める — 案件別、フェーズ別、チーム別のどれか。混ぜると探せなくなります
- 見せる範囲が違うものを同じ親に入れない — 権限が引き継がれるためです
- 階層は2〜3までにする — 10階層まで作れますが、探す側の手数が増えます
- 外部の人と共有する場所を1か所にまとめる — 共有の確認が1か所で済みます
2番目が実務で効く部分です。権限は入れ子の構造に従うので、フォルダ構成は「見せてよい相手」で先に切ってください。作業のしやすさで切ってから権限を調整すると、上書きできないプランでは行き詰まります。
関連ページ
この記事の情報について
Figmaの公式ヘルプをもとに、日本語で整理したものです。
出典: Figma ヘルプセンター(2026年8月8日確認)
このページは非公式のガイドです。提供状況・料金・対象プランは変わる可能性があるため、判断の前に公式の最新情報を確認してください。
FAQ
既存のプロジェクトは自分で移す必要がありますか?
いいえ。2026年8月3日に自動で移行され、名前・ファイル・メンバーはそのまま引き継がれています。共有済みのリンクもそのまま使えます。
無料プランでもフォルダを入れ子にできますか?
できません。Starterプランではフォルダを1つだけ扱えます。入れ子は有料プランの機能です。
何階層まで入れられますか?
最大10階層です。ただし深くするほど目的のファイルまでの手数が増えるため、2〜3階層に収める運用が現実的です。
子フォルダだけ権限を変えられますか?
OrganizationとEnterpriseでは管理者が上書きできます。Professionalでは一番上のフォルダにしか制限をかけられず、入れ子にしたフォルダは親の権限に従います。